特集 ジェネラリストのキャリアパス “初期研修”から“後期研修”へ
【ジェネラリストのキャリアパス】
東京医療センター―総合診療創成期のダイナミズムとともに
鄭 東孝
1
1東京医療センター総合内科
キーワード:
スーパーローテート
,
clinical pearl
,
ロールモデル
Keyword:
スーパーローテート
,
clinical pearl
,
ロールモデル
pp.536-542
発行日 2006年7月1日
Published Date 2006/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414100372
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Question & Answer
Q:ジェネラリストを続けるためには何が重要でしょうか?
A:とくにジェネラリストに限りませんが,臨床医として何を目標とし,どこまで到達したかを評価できる里程標(マイルストーン)が重要です.
研修医時代の記憶は昨日のように鮮明だが,早いものですでに卒後10数年が経過している.この間,旧来の専門領域に進むことなく「ジェネラリスト」として診療を続けるに至った要因は何であったのか,自分の軌跡を振り返り,皆さんのキャリア形成の参考になるようなヒントが提供できれば幸いである.なるべく「私が若かった頃は…」の懐古趣味にならないように説明したい.
研修経歴
研修経歴はシンプルで,研修医から現在の立場に至るまでずっと同じ病院で,生え抜き医師として過ごしてきた.
●1990年国立東京第二病院*研修医
●1992年国立東京第二病院総合診療科レジデント
●1995年国立東京第二病院総合診療科医師
●2003年国立病院東京医療センター**総合診療科医長
(*,**:いずれも現在の国立病院機構東京医療センターの旧称)
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.