連載 戦後看護史の断面を聞く・3
創成期にかけたみんなの力
河村 郁
1
,
小林 冨美栄
2
1神奈川県立公衆衛生看護学院
2東京女子医大病院
pp.62-64
発行日 1968年1月1日
Published Date 1968/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913843
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●講習会補助費
小林 保助看法ができたので現任の人たちの再教育がプログラムにあがってきたのですね。
河村 それは厚生省もずいぶん努力され,各地へも指示されて実施には苦心されたけれども,保助看のすべての人びとが,教育してくれ,これからのために教育を,と自分たちを教育しろという要望も非常に多かった。私など新しい国がらとなり,社会の福祉へ奉仕する者として自らの専門職に自信を持つために,勉強したいというのは何と看護分野の同志たちは純粋なことか,と感動して役所や団体を基盤に講習会,研究会の開催に努力したんです。
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