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特集 泌尿器切除標本の取り扱い方
Ⅰ.総論
電顕標本のための切除標本の取り扱い方
The Application and Management of Resected Tissues for the Electron Microscopy
吉田 和弘
1
Kazuhiro Yoshida
1
1日本医科大学泌尿器科
キーワード:
電子顕微鏡
,
試料作製
,
泌尿生殖器
Keyword:
電子顕微鏡
,
試料作製
,
泌尿生殖器
pp.365-370
発行日 2000年5月20日
Published Date 2000/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902976
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医学・生物学の臨床と研究において,電子顕微鏡の目的は生きている細胞または生体における微細構造を知ることである。しかし,電子顕微鏡の応用において最も重要な問題は試料作製技術である。撮影された電顕写真から細胞の構造と機能を直接に観察・読影し分析するため,常にartefact(人工産物)について注意しなければならない。人工産物は試料の固定,包埋,染色法や顕微鏡技術のいずれの操作によってももたらせられる。本稿では,目的とする電顕標本の試料作製のために切除される試料の固定法を中心として,さらに各種泌尿生殖器臓器・組織の取り扱い方について解説した。
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