カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・13
大腸の切除標本の取り扱い方
楠本 哲也
1
,
安倍 能成
1
,
米村 智弘
1
,
齋藤 貴生
1
Tetsuya KUSUMOTO
1
1佐賀県立病院好生館外科
pp.411-414
発行日 2002年4月20日
Published Date 2002/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904814
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大腸癌症例の増加と治療法の変遷に伴い,大腸組織の取り扱いにも,組織保存など,今後の新たな治療法決定のための準備が必要な時代と考えられる.しかしながら臨床病理学的所見は依然として重要な予後規定因子であり,大腸切除標本の取り扱いには慎重な態度で臨む必要がある.大腸は解剖学的に単純でかつ安易に切除材料の切開が行われる傾向がある.系統的に所見を記載する癖をつけることが重要であろう.
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