カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・8
食道の切除標本の取り扱い方
野口 剛
1
,
内田 雄三
1
,
武野 慎祐
1
,
和田 伸介
1
,
橋本 剛
1
,
加島 健司
2
Tsuyoshi NOGUCHI
1
1大分医科大学第2外科
2大分医科大学附属病院病理部
pp.1439-1443
発行日 2001年11月20日
Published Date 2001/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904687
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はじめに
食道の切除標本とは,①内視鏡的粘膜切除あるいはポリペクトミー,②食道管状切除,③壁部分切除,④食道憩室の切除,⑤粘膜下腫瘍の粘膜外摘出,⑥肺癌または縦隔腫瘍の合併切除として食道壁の一部を切除,などに大別される.さらに②は隣接臓器の合併切除を伴うものと伴わないものがある.
「食道癌取扱い規約」(第9版)1)によると,検査材料の取り扱い,検査ならびに記載方法について表1のように述べられている.
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