Japanese
English
特集 泌尿器切除標本の取り扱い方
Ⅱ.各論
腎癌切除標本の取り扱い方
How to Make Proper Specimens for Surgically Resected Renal Cell Carcinoma
大家 基嗣
1
,
村井 勝
1
Mototsugu Oya
1
1慶應義塾大学医学部泌尿器科
キーワード:
腎癌
,
切除標本
,
切り出し
Keyword:
腎癌
,
切除標本
,
切り出し
pp.377-383
発行日 2000年5月20日
Published Date 2000/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902978
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
腎癌切除標本は,系統的な切り出しを行うことによってはじめて正確な病理学的評価が可能になる。根治的腎摘除時の標本での目的は腫瘍の組織型と腫瘍の進展度を明らかにすることであり,腎周囲脂肪組織への浸潤を正確に把握できる切り出しを行うとともに,腎静脈への浸潤,リンパ節転移の有無を検索する。腎部分切除時の標本では,切除断端を正確に把握するために連続的に切片を切り出すことが重要である。
Copyright © 2000, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.