カラーグラフ 正しい外科切除標本の取り扱い方・15
肝臓の切除標本の取り扱い方
山田 晃正
1
,
佐々木 洋
1
,
横山 茂和
1
,
大東 弘明
1
,
石川 治
1
,
今岡 真義
1
Terumasa YAMADA
1
1大阪府立成人病センター外科
pp.719-725
発行日 2002年6月20日
Published Date 2002/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407904879
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はじめに
手術により得られる標本は,個々の病態の把握のみならず,その詳細な検討と情報の蓄積は医学の発展のために極めて重要である.したがって,外科医は切除標本の取り扱い,データの収集・保管に対して細心の注意を払わなければならない.
基本的な検体の取り扱いについては病理学の成書に記載されており1,2),また各臓器別「癌取扱い規約」にもその詳細が掲載されている.標本は規約に準じて処理され,臨床病理学的データとして蓄積されてきた.
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