Japanese
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特集 泌尿器切除標本の取り扱い方
Ⅰ.総論
組織の凍結保存法—方法と保存可能期間
Methods of Tissue Freezing for Molecular Analysis
鰐渕 英機
1
,
森村 圭一朗
1
,
福島 昭治
1
Hideki Wanibuchi
1
1大阪市立大学医学部病理学第一講座
キーワード:
凍結保存
,
遺伝子解析
,
免疫組織化学
Keyword:
凍結保存
,
遺伝子解析
,
免疫組織化学
pp.373-376
発行日 2000年5月20日
Published Date 2000/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902977
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切除標本の凍結保存は,遺伝子の崩壊を最小限にとどめるよう迅速に処理し,新鮮材料を液体窒素で急速に凍結する。しかし,病理診断に支障がないように材料の採取部位に気をつけ,非癌部と癌部のコンタミネーションがないように切り出す必要がある。一方,凍結切片の免疫組織化学やin situ hybridizationのための凍結保存には,組織の固定後にOCTコンパウンドに包埋しアセトンドライアイスを用いて凍結する。
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