講座 泌尿器科領域の光学的ME機器・6
尿路系の細径内視鏡診断
棚橋 善克
1
,
坂井 清英
1
Yoshisuke Tanahashi
1
,
Kiyohide Sakai
1
1東北公済病院泌尿器科
1Department of Urology, Tohoku Kosai Hospital
pp.1059-1065
発行日 1994年12月20日
Published Date 1994/12/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901353
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はじめに
光ファイバーの束を用いて画像を伝送するシステムの医療への応用は,1958年にHirshowitzがgastro-fiberscopeを発表したことに始まり,1963年にはオリンパス,町田が国産品を開発し,その後国産品が世界の医療用内視鏡の市場を席巻するにいたっている。
泌尿器科領域においても,阿曽らの努力により1970年に細径の内視鏡(尿管鏡)が実用化され,折からの低侵襲的手術(内視鏡手術)の機運とも重なって,広く用いられるようになっている。さらに最近では,外径1mm以下の内視鏡も実用化され,その用途は,さらに拡大されている。
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