病院めぐり
新潟市民病院泌尿器科
中村 章
pp.261
発行日 1994年3月20日
Published Date 1994/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901144
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新潟市民病院は,ベット数300床の総合病院として東新潟地区の街はずれ,鳥屋野潟近くの荒野に新設され,1973年10月29日に診療を開始しました。泌尿器科には,新潟大学から中村章(筆者)が赴任し,当初ひとり部長で診療に当りました。初日の来院患者が3名あり,安堵したことを今でも忘れられません。その後2期,3期工事を経て,救命救急センターや新生児医療センターも併設され,総ベット数736床の規模となり,厚生省の臨床研修指定病院になっております。1日の外来患者数は約1700名で,医師数は定数内81名(1993年10月現在),定数外も加えると総数110名を超えます。今年10月には,開院20周年の記念行事が行われました。泌尿器科医師の定員は3名で,筆者のほか大沢哲雄が常勤で.他の1名は新潟大学からロテートで派遣され,現在高橋英祐が赴任しています。泌尿器科ベット数は30床で,眼科,婦人科との混合病棟で運営されています。手術は月,火,木の午後に行われており.外来診療は医師1名が当り,1日60ないし80名の患者を診察しております。診療面についてみると,近年内視鏡手術が急速に増加し,画像モニター下のTUR, endopyelotomy,さらに最近では,腹腔鏡下手術として骨盤内リンパ節切除術,腎および副腎摘除術の検討も行われております。
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