病院めぐり
川口市民病院泌尿器科
賀屋 仁
pp.88
発行日 1993年1月20日
Published Date 1993/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900783
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川口市は埼玉県の最南端に位置し,荒川をへだてて東京に接しております。県下最大の都市で人口45万人を越えている古い伝統をもつ鋳物・植木・釣竿をはじめとする幅広い産業都市であります。また最近は東京のベッドタウンとして鋳物工場跡地にマンションが林立しております。
当院は1947年川口国民健康保険組合直営病院として発足し,国保組合を解散した1951年4月に川口市に移管され,川口市国民健康保険川口市民病院として川口市が継承しました。発足当時は診療科7科,病床数90床でスタート,1957年3月に現在の鉄筋コンクリート4階建円型構造に改築し,診療科12科,病床数228床となり,1967年4月増築し,現在の病床数277床となりました。当院はまた,1987年4月安行診療所開設,1990年4月川口医師会から川口医師会病院を移管され,川口市民病院付属神根分院(診療科6科,病床数200床)を開設しました。現在の建物の老朽化,狭隘化に加え診療の高度化に応えるため新病院建設が計画され,現在の神根分院近傍に1991年9月待望久しく着工となりました。新病院の診療科は15科,病床数532床となり救急救命センター,ICU,CCU等の設備を配し,診療内容を充実させる予定です。
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