学会印象記
第4回アジア・パシフィック・インポテンス会議に参加して
高波 真佐治
1
1東邦大学医学部泌尿器科学第1講座
pp.262-263
発行日 1994年3月20日
Published Date 1994/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901145
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1993年11月16日朝,寒空の中,成田を飛び立ったわれわれ一行は,ジャカルタ経由で同日夜,バリ島のデンパサール空港に降り立った。外気温は生暖かく,冬から突然真夏となり,周囲の人々は半袖姿であった。宿泊先は会場でもあるペルタミナコテージで,別室付のゆったりとしたツインルームでクーラーがごうごうと音をたてていた。翌朝はカンカン照りで,汗を拭き拭き我々は会場の受付でレジストレーションを行った。インドネシア人はのんびりしているのかお国柄なのか,まだ受付の準備が不十分なのか,所属と名前を告げたが,受付係がメモをペラペラめくって,あわてている。前の椅子でしばらく待った後,漸く名札とプログラム抄録集入のバッグを手にした。午後は,ちょっとしたシティツアーに参加し,夜はバスで40分程の会場で知事主催のwelcome dnnerに参加者全員で出席した。
dnner会場は州庁舎前の芝生の敷き詰められた戸外で,入口から特有の金属楽器の奏でるガムラン音楽の歓迎を受け,大柄な知事自ら会員の一人一人に握手をする歓迎ぶりには感激した。100人は居るであろう,民族衣装を着飾った男女のガムラン音楽のパレードの後,知事,理事長のLin教授,そして今回の主催国の会長Rudi Yuwana教授からの歓迎の挨拶があり会が開始された。
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