病院めぐり
新潟県立中央病院泌尿器科
片桐 明善
1
1新潟県立中央病院泌尿器科
pp.79
発行日 2006年1月20日
Published Date 2006/1/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100016
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上越市は新潟県の西南部(上越地方)の中心都市で,本年1月の市町村合併により人口21万人となりました。昨年の中越地震の震源地であった上越新幹線沿線とはまったく別の場所で,新潟県(越後)を上方(かみがた)から上,中,下と分けた区域の名称に由来しています。もともと上杉謙信で知られる城下町高田と港町直江津からなっており,当院は高田城跡である高田公園脇にありましたが,平成9年に現在地に新築移転しています。上越市は高田公園が春は桜,夏は蓮の名所として全国的にも知られており,また南に妙高高原を控えた豪雪地でもあり,レルヒ少佐による日本スキー発祥の地としても有名です。
当院は明治8年に私立回春病院として設立され,中頸城郡高田病院,財団法人中頸城郡病院と名称などの変遷ののち,昭和24年に新潟県に移管され昭和25年に新潟県立中央病院と改称されました。現在の当院の病床数は536床,常勤医は92名(研修医7名含む)で,精神科(外来診療のみ)を除くほぼ全科の病床を有しており,救命救急センター,NICUを有する三次救急病院として上越地域の中核病院となっています。平成15年3月には財団法人病院機能評価機構からB認定を受けています。また病院移転とともにオーダリングシステムが稼動しており,平成20年には電子カルテの導入が予定されています。
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