増刊号特集 泌尿器科治療薬マニュアル—私の処方箋
進歩と新しい展開
抗ウイルス剤の現況
西條 政幸
1
,
藤田 晃三
2
1名寄市立総合病院小児科
2旭川医大小児科
pp.70-74
発行日 1993年3月30日
Published Date 1993/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413900845
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近年,acyclovirをはじめとする抗ウイルス剤の発展はめざましい。しかし,今のところ抗ウイルス剤治療の対象はヘルペス群ウイルス,後天性免疫不全症候群,および,呼吸器感染症の一部である。なかでも,単純ヘルペスウイルス1型(Herpes simplex virus type 1, HSV−1),2型(Herpes simplex virus type 2, HSV−2),水痘帯状疱疹ウイルス(Varicella-zoster virus,VZV),サイトメガロウイルス(Cytomegalovirus,CMV)感染症が治療の対象である。本稿では抗ウイルス剤の特徴と使用法について解説する。
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