シンポジウム
Urodynamics
土田 正義
1
,
山本 敏行
2
,
会津 清英
2
,
渡辺 皓
2
,
山口 脩
1
,
久保 隆
3
,
長根 裕
3
,
佐々木 秀平
3
,
沼里 進
3
,
高橋 崎三
3
,
赤坂 俊幸
3
,
逢坂 宇一
3
,
浅井 真
3
,
平野 遙
4
,
小柳 知彦
5
,
佐藤 義基
6
,
宮崎 一興
7
Seigi Tsuchida
1
,
Toshiyuki Yamamoto
2
,
Seiei Aizu
2
,
Hiroshi Watanabe
2
,
Osamu Yamaguchi
1
,
Takashi Kubo
3
,
Haruka Hirano
4
,
Tomohiko Koyanagi
5
,
Yoshiki Satoh
6
,
Kasuoki Miyazaki
7
1秋田大学医学部泌尿器科学教室
2東北大学医学部解剖学教室
3岩手医科大学泌尿器科学教室
4九州大学医学部泌尿器科学教室
5北海道大学医学部泌尿器科学教室
6兵庫医科大学泌尿器科学教室
7神奈川県総合リハビリテーションセンター泌尿器科
1Department of Urology, Akita University School of Medicine
pp.657-678
発行日 1979年7月20日
Published Date 1979/7/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413202778
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はじめに
尿細管から分泌され,腎盂に貯留した尿は,尿管蠕動によつて膀胱へ運ばれる。尿が膀胱に充満すると膀胱が収縮し,同時に内尿道口が開いて排尿現象が起こる。urodynamicsは正常および病態時における尿輸送に関するこのような生理的機構を研究する分野であるが,最近その重要性が認識されている。第66回日本泌尿器科学会会長高井修道教授はこの点に着目され,私にシンポジウムurodynamicsの司会を担当するよう指示された。
そこで本シンポジウムでは,わが国におけるurodynamics研究の現況を紹介する訳であるが,内容が多岐にわたつているので,腎盂・尿管から膀胱までの尿輸送に関与する上部尿路機能と,膀胱以下の主として排尿に関係する下部尿路機能に分けて,各演者より述べていただくことにする。なおurodynamicsの重要な裏付けとなる解剖学的問題については特に山本敏行教授の出演をお願いした。
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