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特集 泌尿器科検査のここがポイント
G X線検査
経皮的順行性腎盂造影
Q43 経皮的順行性腎盂造影の適応,方法,基本的読影法について教えてください。
Percutaneous antegrade pyelography
越田 竹朗
1
,
山下 英之
1
,
大東 貴志
1
,
荒川 孝
1
Takeo Koshida
1
,
Hideyuki Yamashita
1
,
Takashi Ohigashi
1
,
Takashi Arakawa
1
1国際医療福祉大学三田病院泌尿器科
キーワード:
経皮的順行性腎盂造影
,
腎瘻造設
Keyword:
経皮的順行性腎盂造影
,
腎瘻造設
pp.165-166
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101975
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要旨 経皮的順行性腎盂造影(percutaneous antegrade pyelography:PAP)は腰背部より直接腎盂・腎杯に穿刺し,そこより造影剤を注入し,腎盂・尿管を描出する方法である。超音波検査や排泄性尿路造影(IVU),CT,MRI施行も腎盂・尿管の描出が不良であり,逆行性腎盂造影(RP)にても,病変部より上方の造影が不可能なときや,子宮癌の浸潤などで尿管口がわからないときなどが適応となる。しかし,近年のMRIやCTの進化にて,適応は減少していると考えられる。体位は腹臥位で,超音波診断装置を用いて腎杯に向けて穿刺する。造影前に,必要に応じて尿培養や尿細胞診を提出する。読影は,RPと基本的に同じであり,狭窄部位の特定や陰影欠損像などを確認する。
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