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特集 泌尿器科検査のここがポイント
G X線検査
膀胱造影
Q44 逆行性膀胱造影および排尿時膀胱尿道造影の適応,方法,読影法について教えてください。
Indication and method of retrograde cystography and voiding cystourethrography
山口 晶子
1
,
竹山 政美
2
Akiko Yamaguchi
1
,
Masami Takeyama
2
1良秀会泉北藤井病院女性泌尿器科
2良秀会泉北藤井病院女性泌尿器科ウロギネセンター
キーワード:
膀胱造影
,
逆行性膀胱造影
,
排尿時膀胱尿道造影
Keyword:
膀胱造影
,
逆行性膀胱造影
,
排尿時膀胱尿道造影
pp.167-171
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101976
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要旨 泌尿器科でのX線検査(造影検査)において,逆行性膀胱造影および排尿時膀胱尿道造影は,外尿道口よりカテーテル挿入という侵襲的な手技が必要となる。また排尿時の撮影が必須となるが,患者に苦痛・負担を与えやすい検査である。しかし,この検査を行うことで,下部尿路の形態・機能の異常の有無,先天性疾患の有無を精査することが可能であり,水腎症(特に胎児期診断)を認めた患児,尿路感染症を繰り返す患児では,VUR(vesicoureteral reflux:膀胱尿管逆流症)の有無などを検討するために必須の検査である。
この検査を行ううえで,患者の負担を軽減しながら,必要な検査を行うために必要と思われる工夫などを含め,われわれが行っている検査方法を明記した。
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