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特集 泌尿器科検査のここがポイント
G X線検査
逆行性尿道膀胱造影
Q45 逆行性尿道膀胱造影の適応,方法,基本的読影法について教えてください。
Retrograde urethrography
木内 寛
1
,
竹山 政美
2
Hiroshi Kiuchi
1
,
Masami Takeyama
2
1健保連大阪中央病院泌尿器科
2良秀会泉北藤井病院女性泌尿器科ウロギネセンター
キーワード:
逆行性尿道造影
,
尿道外傷
,
尿道狭窄
Keyword:
逆行性尿道造影
,
尿道外傷
,
尿道狭窄
pp.172-174
発行日 2010年4月5日
Published Date 2010/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413101977
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要旨 逆行性尿道膀胱造影は尿道外傷や尿道狭窄の診断に必須の検査であり,検査方法や読影方法を熟知する必要がある。方法は,陰茎を牽引しながら造影剤を緩徐に注入し,斜位と仰臥位の2方面から撮影を行い,造影剤の尿路外への溢流や狭窄部位を確認する。この病変部が振子部尿道,球部尿道,膜様部尿道,前立腺部尿道,膀胱頸部のどの位置にあるかを読影する。尿道損傷が疑われない場合は,造影を行う前にネラトンカテーテルを膀胱内に挿入し,残尿を抜いた後,カテーテルから空気を膀胱内に注入し,カテーテルを抜去する方法がよい。また,前立腺肥大症では,前立腺部尿道の延長像,前傾,鞘状拡張,膀胱頸部挙上が認められる。
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