増刊号特集 泌尿器科画像診断
Ⅱ.基本的な検査—手技と診断のポイント
順行性腎盂造影
横山 雅好
1
,
西尾 俊治
1
Masayoshi Yokoyama
1
1愛媛大学医学部泌尿器科
pp.67-71
発行日 1999年3月30日
Published Date 1999/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413902557
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1 はじめに
APは,それ以前から行われていた腎嚢胞穿刺術からの派生技術として,1954年にWickbomによって初めて行われた1)。その後の造影剤の進歩と,CTや他の侵襲の少ない画像診断方法の進歩により,診断方法としてのAPの必要性は少なくなってきている。しかしながら,経皮的な腎内視鏡的手術の適応疾患の拡大とともに,治療的診断方法としてのAPの重要性はむしろ増加してきているといえる2)。
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