特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
A.一般臨床検査法
■尿検査
【尿沈さ】
13.標本作製のポイントと注意点,および染色法について教えて下さい。
向井 英代
1
,
山口 誓司
2
1市立池田病院病理診断科
2市立池田病院泌尿器科
pp.56-57
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100060
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1 はじめに
尿沈さ検査は泌尿器科領域のみならず,すべての領域で最も基本的かつ重要な検査である。自身で沈さ標本を検鏡する熱心な泌尿器科医もいるが,検査の中央化によって検査技師が検鏡した結果だけを頼っていることが多いのではなかろうか。沈さ標本の検鏡は,泌尿生殖器を専門とする泌尿器科医にとって自身でも実施すべき検査であり,また標本作製についても実際には行わなくとも,そのステップについては理解しておくことが望ましいと思われる。
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