特集 ここが聞きたい―泌尿器科検査ベストプラクティス
A.一般臨床検査法
■尿検査
【細菌検査】
15.細菌検査の方法とポイント,注意点について教えて下さい。
河田 夫美代
1
,
山口 誓司
2
1市立池田病院中央検査科
2市立池田病院泌尿器科
pp.63-66
発行日 2006年4月5日
Published Date 2006/4/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413100062
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1 はじめに
泌尿器科領域と臨床検査のかかわりは検体検査がほとんどである。検体検査を診断・治療に役立てるためには,検体の採取法から結果の判定までの一連の流れを知り,そのうえで検査結果を評価する必要がある。特に感染症においては,領域を問わず検査結果が治療方針やその予後に大きな影響を及ぼすため,臨床医と検査室が良好なコミュニケーションを取り,検査を進めていくことが重要である。両者のコミュニケーションの前提として,臨床医の細菌検査の基本的な流れの理解が必要である。本稿では,細菌検査についての一般的な注意点やデータの読み方と,泌尿器科領域での特殊性について述べる。
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