Japanese
English
症例報告
足に生じた神経鞘腫の2例
Two cases of neurilemmoma arising on the foot
太田 美幸
1
,
岡本 玲子
1
,
三石 剛
1
,
川島 眞
1
,
黒瀬 信行
2
Miyuki OTA
1
,
Reiko OKAMOTO
1
,
Tsuyoshi MITSUISHI
1
,
Makoto KAWASHIMA
1
,
Nobuyuki KUROSE
2
1東京女子医科大学皮膚科学教室
2JR東京総合病院皮膚科
1Department of Dermatology, Tokyo Women's Medical University
2Department of Dermatology, JR General Hospital
キーワード:
神経鞘腫
,
有茎性結節
,
広基性結節
Keyword:
神経鞘腫
,
有茎性結節
,
広基性結節
pp.1007-1009
発行日 2000年11月1日
Published Date 2000/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903406
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足に生じ,特異な臨床像を呈した神経鞘腫の2例を報告した.症例1;38歳,男性.約20年前より右足内踝下方に小結節が出現し,徐々に増大した.20×20×13mmの表面平滑で弾性硬の有茎性の常色結節を認めた.症例2;62歳,男性.約15年前に左第5趾腹に結節が出現し,緩徐に増大した.45×25×21mmの表面平滑で弾性軟な広基性の常色結節を認めた.病理組織学的には2例とも,好酸性の胞体を持った類円形ないし紡錘形のSchwann細胞の増殖からなり,Antoni A型の像がみられ,異型性はなく,核分裂像も認められなかった.症例2ではVerocay bodyの集塊像が認められた.
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