Japanese
English
症例報告
塩酸メキシレチンによる薬疹の1例
A case of drug eruption due to oral mexiletine
木花 いづみ
1
,
田口 英樹
1
,
町村 英郎
2
Izumi KONOHANA
1
,
Hideki TAGUCHI
1
,
Hideo MACHIMURA
2
1平塚市民病院皮膚科
2平塚市民病院内科
1Division of Dermatology, Hiratsuka City Hospital
2Division of Internal Medicine, Hiratsuka City Hospital
キーワード:
塩酸メキシレチン
,
薬疹
,
肝機能障害
,
貼布試験
Keyword:
塩酸メキシレチン
,
薬疹
,
肝機能障害
,
貼布試験
pp.30-32
発行日 1997年1月1日
Published Date 1997/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412902066
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塩酸メキシレチン(メキシチール®)によると思われる紅斑丘疹型薬疹の1例を報告した.内服開始3週間後に発症.発熱,肝機能障害,腎機能障害を伴い,副腎皮質ホルモン剤内服にて軽快したが,皮疹消退後も発熱が約2週間にわたって続いた.貼布試験では塩酸メキシレチンの他,同時に内服していたトロキシピド(アプレース®)にも陽性反応を認めたが,特徴的な臨床経過から塩酸メキシレチンによる薬疹が強く疑われた.
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