Japanese
English
症例報告
クリオグロブリン血症の1例
A case of cryoglobulinemia
赤坂 俊英
1
,
森 康記
1
,
昆 宰市
1
Toshihide AKASAKA
1
,
Yasuki MORI
1
,
Saiichi KON
1
1岩手医科大学皮膚科学教室
1Department of Dermatology, School of Medicine, Iwate Medical University
キーワード:
クリオグロブリン血症
,
低温暴露
,
皮膚潰瘍
,
紫斑
Keyword:
クリオグロブリン血症
,
低温暴露
,
皮膚潰瘍
,
紫斑
pp.887-889
発行日 1995年10月1日
Published Date 1995/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412901668
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82歳,男性のtype Iクリオグロブリン血症の1例を報告した.クリオグロブリンの定量は低値を示したが,多彩な症状を呈し,顔面,耳朶,四肢末梢などの特に露出部位に紫紅色斑,紫斑局面,潰瘍,皮膚壊死,網状皮斑,Raynaud症状などを認め,これらの症状は冬期の極寒時に増悪した.type Iクリオグロブリン血症では,症状の程度はクリオグロブリンの濃度よりは寒冷暴露の時間と温度によると考えた.
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