Japanese
English
症例報告
Rheumatoid vasculitisとクリオグロブリン血症に伴った皮膚潰瘍の1例
A case of skin ulcer in a patient with rheumatoid vasculitis and cryoglobulinemia
雄山 瑞栄
1
,
小田 真喜子
1
,
清島 真理子
1
Zuiei OYAMA
1
,
Makiko ODA
1
,
Mariko SEISHIMA
1
1大垣市民病院皮膚科
1Department of Dermatology,Ogaki Municipal Hospital
キーワード:
rheumatoid vasculitis
,
クリオグロブリン血症
,
皮膚潰瘍
Keyword:
rheumatoid vasculitis
,
クリオグロブリン血症
,
皮膚潰瘍
pp.139-141
発行日 2005年2月1日
Published Date 2005/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100036
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要約
60歳,男性.3年前より関節リウマチにて整形外科で加療中.1年前に左膝人工膝関節置換術を受けた.1か月前に左下腿に色素沈着が出現し当科を受診した.色素沈着はさらに右下腿にも出現し,その後両下腿に難治性の皮膚潰瘍を形成した.組織は真皮内血管の閉塞性変化と,一部では血管壁のフィブリノイド変性を,また真皮上層では毛細血管内に好酸性無構造物質の沈着を認めた.血液検査ではリウマトイド因子高値,低補体価,混合型クリオグロブリン血症を呈した.入院後,プレドニン投与と安静にて軽快したが,退院後,再び下腿潰瘍は悪化した.
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