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特集 MGRS―血液内科との連携
【診断と治療】
クリオグロブリン血症性血管炎
Diagnosis and treatment of cryoglobulinemic vasculitis in the era of monoclonal gammopathy of renal significance
原 怜史
1,2
HARA Satoshi
1,2
1金沢大学医薬保健研究域医学系 医学教育研究センター
2金沢大学附属病院 リウマチ・膠原病内科
キーワード:
クリオグロブリン血症
,
クリオグロブリン血症性血管炎
,
MGRS
Keyword:
クリオグロブリン血症
,
クリオグロブリン血症性血管炎
,
MGRS
pp.443-448
発行日 2022年2月25日
Published Date 2022/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000000083
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はじめに
クリオグロブリン(cryoglobulin:CG)は37°C以下で凝集し,再加温により溶解する免疫グロブリンである。血清中にCGが存在する状態をCG血症と呼び,その多くは無症候性である(50~98%)1)。症候性のうち,免疫複合体の小型血管への沈着による血管炎を呈したものは,クリオグロブリン血症性血管炎(cryoglobulinemic vasculitis:CV)と定義される。
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