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増刊号特集 最近のトピックス2021 Clinical Dermatology 2021
5.皮膚科医のための臨床トピックス
全身性強皮症:国内外で進められている新規治療
New treatment strategies for systemic sclerosis under development abroad and Japan
小寺 雅也
1
Masanari KODERA
1
1独立行政法人地域医療機能推進機構中京病院皮膚科
1Division of Dermatology, Japan Community Health care Organization, Chukyo Hospital, Nagoya, Japan
キーワード:
全身性強皮症
,
ミコフェノール酸モフェチル
,
リツキシマブ
,
B型ボツリヌス毒素
,
ニンテダニブ
Keyword:
全身性強皮症
,
ミコフェノール酸モフェチル
,
リツキシマブ
,
B型ボツリヌス毒素
,
ニンテダニブ
pp.169-171
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412206371
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全身性強皮症(systemic sclerosis:SSc)は,線維化,血管障害,免疫異常から病態が形成され,皮膚をはじめとする全身の諸臓器が侵される疾患である.その他の膠原病に比較し,ステロイド薬の反応性,有用性が乏しいこともあり,予後不良例も多い.SScの病態および分子生物学的機序の解明の進歩により,それぞれの臓器別にターゲットを絞った治療の開発が進んでいる.今回は,SScの皮膚硬化,Raynaud症状,間質性肺疾患に関して,低分子化合物から生物学的製剤,骨髄移植など現在国内外で進められている新規治療開発の一端を紹介する.
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