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特集 最近のトピックス Clinical Dermatology 2000
4 皮膚疾患治療のポイント
全身性強皮症におけるスキン・スコア
Skin score in systemic sclerosis
佐藤 伸一
1
,
竹原 和彦
1
Shinichi SATO
1
,
Kazuhiko TAKEHARA
1
1金沢大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology, Kanazawa University School of Medicine
キーワード:
全身性強皮症
,
スキン・スコア
,
重症度
,
皮膚硬化
Keyword:
全身性強皮症
,
スキン・スコア
,
重症度
,
皮膚硬化
pp.129-132
発行日 2000年4月15日
Published Date 2000/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903224
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全身性強皮症における重症度,活動性などの病勢を正確に把握する指標が従来より求められてきた.この必要性に対して,Rodnanによるオリジナルのスキン・スコア・システムに始まった試みは,現在modified Rodnan total skin thickness score(modified Rodnan TSS)に収斂され,国際的に広く使用される指標となりつつある.このmodified Rodnan TSSは全身性強皮症の病型分類,進行度のモニタリング,新薬の効果判定などに今後重要な役割を担っていくことは疑いない.一方,modified Rodnan TSSは,今後解決すべきいくつかの問題点を有していることも事実である.本稿ではスキン・スコアの有する様々な側面についてまとめてみた.
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