マイオピニオン
研究室マネージメント—理想と現実の狭間で
山口 由衣
1
Yukie YAMAGUCHI
1
1横浜市立大学大学院医学研究科環境免疫病態皮膚科学
pp.104-105
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205942
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1. はじめに
ポスドクとして過ごした米国から帰国し,研究室のマネージメントをさせていただける立場となってから,あっという間に数年が過ぎた.基本的な実験環境を整えるのに数年かかったが,現在はどうにかP2レベルまで行える研究室となった.まずは臨床医,そして教員として,診療や教育,学会活動に多くの時間を費やす生活の中で,いかに研究に対するモチベーションを維持し結果を出していくのか,若手医師にいかに研究の面白さやライフワークを見つけてもらうか,日々手探りで過ごしている.大学院生のうち2名程が常に産休や育休中だが,それもまた良し.“研究室マネージメント”というお題をいただいたので,私の日々雑感を書かせていただきたいと思う.
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