連載 Clinical Exercise・150
Q考えられる疾患は何か?
石河 晃
1
1東邦大学医学部皮膚科学講座
pp.101-102
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412205941
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症例
患 者:45歳,女性
初 診:2011年5月
主 訴:右乳頭部の結節
家族歴:特記すべきことなし.
現病歴:2年ほど前より右乳頭部から出血を認めるようになり,吉草酸ベタメタゾン・ゲンタマイシン軟膏を外用していたが,改善しないため近医皮膚科を受診した.精査・加療目的で当院を紹介された.
現 症:右乳頭は発赤し13×13×8mmに硬く腫大し,中央には10×5mmのびらんを認めた.下床との可動性は良好であり,左乳頭部には異常所見はなかった(図1).
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