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4月は人事異動や,就職,家族の入学など,仕事や私生活に大きな変化があった方が多いと思います.ゴールデンウイークも終わり,祝日が1日もない6月がやってきました.日本皮膚科学会総会をはじめとする学会も多くあり,遊びに出かける日がほとんどないのが6月です.さらに,人々の遊び心を封印するように天気も梅雨に入ります.こんな「真面目」な6月ですが,年間で本誌の論文投稿数が最も少ないのは実は6月です.新人や異動した人はまだ論文を書けない時期であり,また,上級医はまだ新人の面倒を見るので手一杯なのかもしれません.逆に投稿が多いのは12月から3月です.仕事に慣れて,次の人事異動の時期の前であること,それに専門医試験申請の締め切りが3月末であることも関係しているのかもしれません.論文投稿数が多いときは論文を指導する先生も大変ですので,できるだけ投稿の少ない6月に論文を書くことをお勧めします,と手前味噌なお願いをします.
ところで,私が仕事で使用していたMacは気付いたら10年目を迎え,近年のファイルの大容量化についてゆくのには限界がきていました.20年来のMacユーザーですが,Intelがプロセッサーに使われてから非常に安定して長期間の使用に耐えてくれました.新年度を機に新機種に移行しました.新機種はネットワークに接続するだけで古いMacを認識し,移行プログラムが立ち上がり,指示のとおりにクリックするだけでファイルやソフト,設定を丸ごと移行してくれます.と,ここまではよかったのですが,移行プログラムは古いファイル,古いソフトもとりあえず丸呑みして移行するため,これが時に悪さをするようです.私の新iMacは移行後に起動しなくなり,Appleサービスのお兄さんの2〜3時間にわたる電話越しの対応により復帰しました.20年間代々のMacに積もっていった垢を飲み込み続けて病気になったようです.まだ垢をすべて吐き出していないので病気が再発するかもしれませんが,気難しかった昔のMacを思えばこれしきのことは何ともありません.新Macで無事このあとがきを書き終えて,6月号に添えてお届けします.
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