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特集 最近のトピックス2013 Clinical Dermatology 2013
2.皮膚疾患の病態
Merkel細胞癌とMerkel細胞ポリオーマウイルス
Merkel cell carcinoma and Merkel cell polyomavirus
山本 真由美
1
,
清島 真理子
1
Mayumi YAMAMOTO
1
,
Mariko SEISHIMA
1
1岐阜大学大学院医学研究科皮膚病態学
1Department of Dermatology, Gifu University Graduate School of Medicine, Gifu, Japan
キーワード:
Merkel細胞癌
,
Merkel細胞ポリオーマウイルス
Keyword:
Merkel細胞癌
,
Merkel細胞ポリオーマウイルス
pp.52-56
発行日 2013年4月10日
Published Date 2013/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103614
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要約 Merkel細胞ポリオーマウイルス(MCPyV)は2008年に新しく発見されたポリオーマウイルスであり,Merkel細胞癌の80%で検出され,本症発症との関連が示唆されている.今回われわれは,Merkel細胞癌4例の腫瘍検体についてMCPyVの検索を行い,PCRでは全例で,免疫染色では3例でMCPyVのlarge T antigenを検出した.また血清中の抗MCPyV抗体はIgG抗体陽性,IgM抗体陰性であった.これらの症例を中心に文献的にMerkel細胞癌MCPyV陽性例と陰性例を考察した.
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