Japanese
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治療
乾癬に対するインフリキシマブの国内臨床試験サブ解析によるシクロスポリンからの切り替え時の有効性と安全性
The efficacy and safety of infliximab in the treatment of psoriasis following switch from cyclosporine
鳥居 秀嗣
1
,
中川 秀己
2
Hideshi TORII
1
,
Hidemi NAKAGAWA
2
,
Japanese Infliximab Study Group
1社会保険中央総合病院皮膚科
2東京慈恵会医科大学皮膚科
1Division of Dermatology,Social Insurance Central General Hospital,Tokyo,Japan
2Department of Dermatology,The Jikei University School of Medicine,Tokyo,Japan
キーワード:
乾癬
,
TNF-α阻害薬
,
インフリキシマブ
,
シクロスポリン
Keyword:
乾癬
,
TNF-α阻害薬
,
インフリキシマブ
,
シクロスポリン
pp.1093-1097
発行日 2011年12月1日
Published Date 2011/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412103129
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要約 日本皮膚科学会生物学的製剤検討委員会で作成された「乾癬における生物学的製剤の使用指針および安全対策マニュアル」では,TNF-α阻害薬とシクロスポリンとの併用は原則として行うべきでないと規定されている.TNF-α阻害薬を導入する場合にはシクロスポリンを中止せざるを得ないが,その際の有効性,安全性については十分に検証されていない.そこで,インフリキシマブの国内臨床試験結果をサブ解析し,シクロスポリンからインフリキシマブへ切り替えた際の有効性,安全性について検証した.その結果,シクロスポリン投与中止後のwash out期間を設けた場合と設けない場合のいずれにおいても,インフリキシマブは導入初期からPASIを悪化させることなく速やかな改善効果を示すことが確認された.これはインフリキシマブの効果発現の速さによるものと考えられ,シクロスポリンからインフリキシマブへ切り替える際にみられる症状悪化の懸念が少ないことが示唆された.
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