Japanese
English
症例報告
シクロスポリンが有効であった肉芽腫性口唇炎の1例
A case of cheilitis granulomatosa successfully treated with cyclosoprine
森本 圭介
1
,
長島 千佳
1
,
浅田 秀夫
1
Keisuke MORIMOTO
1
,
Chika NAGASHIMA
1
,
Hideo ASADA
1
1奈良県立医科大学皮膚科
1Department of Dermatology,Nara Medical University,Kashihara,Japan
キーワード:
肉芽腫性口唇炎
,
シクロスポリン
,
プレドニゾロン
Keyword:
肉芽腫性口唇炎
,
シクロスポリン
,
プレドニゾロン
pp.283-285
発行日 2010年4月1日
Published Date 2010/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102546
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要約 57歳,男性.2006年冬頃より突然の下口唇の腫脹と軽快を繰り返していたが,放置していた.しかし,2007年夏頃より上口唇にも腫脹が出現するようになり,当科を受診した.肉芽腫性口唇炎と診断し,プレドニゾロン(PSL)15mg/日内服にて軽快したが,減量に伴い増悪するため,シクロスポリン3mg/kg/日(ネオーラル®200mg)を併用した.投与開始1週間後より改善を認め,投与開始4週目よりPSLの減量を行った.現在,シクロスポリンのみ内服しているが,再燃なく経過している.
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