Japanese
English
症例報告
左足底に生じた未分化神経外胚葉性腫瘍の1例
A case of primitive neuroectodermal tumor on the left sole
山田 元人
1
Motohito YAMADA
1
1豊橋市民病院皮膚科
1Division of Dermatology,Toyohashi Municipal Hospital,Toyohashi,Japan
キーワード:
未分化神経外胚葉性腫瘍
,
染色体転座
,
CD99
Keyword:
未分化神経外胚葉性腫瘍
,
染色体転座
,
CD99
pp.585-588
発行日 2009年7月1日
Published Date 2009/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412102367
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要約 67歳,女性.約半年前より左足底に数mm大の皮疹が出現し,急速に増大してきた.初診時,左足底に5×6×2cm大の腫瘤を認め,鼠径リンパ節を触知した.2cm離して切除し,左鼠径および骨盤内リンパ節郭清術を行った.病理組織学的には異型のある小円形細胞が密に増殖しており,免疫組織染色でCD99,CD56,NSE,S100蛋白が陽性であり,そのほかの免疫染色と合わせ,未分化神経外胚葉性腫瘍と診断した.局所再発,肺転移などをきたし,永眠した.皮膚原発の未分化神経外胚葉性腫瘍は調べえた範囲内では,本邦では報告はなかった.
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