Japanese
English
症例報告
象皮病の1例
A case of elephantiasis nostras
木下 華子
1
,
竹中 秀也
1
,
加藤 則人
1
,
岸本 三郎
1
,
浅野 麻衣子
2
,
長谷川 剛二
2
Hanako KINOSHITA
1
,
Hideya TAKENAKA
1
,
Norito KATOH
1
,
Saburo KISHIMOTO
1
,
Maiko ASANO
2
,
Goji HASEGAWA
2
1京都府立医科大学大学院医学研究科皮膚病態制御学
2京都府立医科大学大学院医学研究科内分泌機能制御学
1Department of Dermatology,Kyoto Prefectural University of Medicine,Graduate School of Medical Science,Kyoto,Japan
2Endocrinology and Metabolism Molecular Medicine,Kyoto Prefectural University of Medicine,Graduate School of Medical Science,Kyoto,Japan
キーワード:
象皮病
,
リンパ浮腫
,
肥満
Keyword:
象皮病
,
リンパ浮腫
,
肥満
pp.904-907
発行日 2007年10月1日
Published Date 2007/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412101790
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
要約 33歳,女性.幼少時より肥満あり.25歳時に右下腿を虫に刺され,蜂窩織炎を起こした.その後も発赤,腫脹を繰り返し,右下肢は徐々に象皮様を呈するようになった.フィラリア症の治療を受けたこともあったが,効果はなかった.その後,肥満と右下肢の浮腫が増悪して歩行困難となり,当院を紹介され入院した.身長162.7cm,体重198kg,右下腿部の周径85cm.抗フィラリア抗体は陰性であった.食事療法に加え,利尿薬,抗血小板薬,ステロイドの全身投与および圧迫療法により,下肢の浮腫は徐々に軽快している.
Copyright © 2007, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.