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特集 最近のトピックス2005 Clinical Dermatology 2005
3. 新しい検査法と診断法
水疱性類天疱瘡におけるBP180ELISA値
ELISA index of BP180 in bullous pemphigoid
橋本 隆
1
Takashi HASHIMOTO
1
1久留米大学医学部皮膚科学教室
1Department of Dermatology,Kurume University School of Medicine
キーワード:
水疱性類天疱瘡
,
ELISA
,
BP180
,
自己抗体
,
血清診断
Keyword:
水疱性類天疱瘡
,
ELISA
,
BP180
,
自己抗体
,
血清診断
pp.62-65
発行日 2005年4月1日
Published Date 2005/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100134
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要約
水疱性類天疱瘡はヘミデスモソームに存在する230kDa水疱性類天疱瘡抗原(BP230)と180kDa水疱性類天疱瘡抗原(BP180)に対する自己抗体を示す自己免疫性水疱症であり,最近の高齢化に伴って,まれならずみられるようになった.現在,BP180のNC16a部位に病原性エピトープが存在すると考えられ,同部位の大腸菌発現リコンビナント蛋白を用いたenzyme-linked immunosorbent assay (ELISA)法が確立され,水疱性類天疱瘡および妊娠性疱疹患者の血清中のBP180に対する自己抗体を特異的に,かつ高感度に検出できるようになった.また,蛍光抗体間接法に比較して,ELISA のインデックス値は病勢とよく相関するので,病勢のモニタリングとしても有用である.
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