Japanese
English
症例報告
ピスタチオによりアナフィラキシーを起こした1例
A case of anaphylaxy induced by Pistachio
種瀬 啓士
1
,
小林 誠一郎
1
,
高江 雄二郎
1
,
石河 晃
1
,
田中 勝
1
,
山崎 雄一郎
2
,
石河 亜紀子
3
Keiji TANESE
1
,
Seiichiro KOBAYASHI
1
,
Yujiro TAKAE
1
,
Akira ISHIKO
1
,
Masaru TANAKA
1
,
Yuuichiro YAMASAKI
2
,
Akiko ISHIKO
3
1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室
2国立病院東京医療センター皮膚科
3上野毛皮膚科クリニック
1Department of Dermatology,Keio University School of Medicine
2Department of Dermatology,National Tokyo Medical Center
3Kaminoge Dermatological Clinic
キーワード:
アナフィラキシー
,
ピスタチオ
,
エピネフリン
Keyword:
アナフィラキシー
,
ピスタチオ
,
エピネフリン
pp.239-241
発行日 2005年3月1日
Published Date 2005/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412100063
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要約
37歳,女性.約2年前より外食中のアナフィラキシー症状,救急搬送,エピネフリン投与を繰り返している.疑わしい食品のプリックテストにて,ピスタチオペーストが原因と判明した.プリックテストでも呼吸困難と血圧の低下を認めた.重篤なアナフィラキシーに対しては急性期のエピネフリン自己投与が有効であるが,本邦ではほとんど行われていないのが現状である.エピネフリン自己投与の体制整備が望まれる.
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