症例
フキノトウでアナフィラキシーを起こした妊婦の1例
続木 康伸
1
1アルバアレルギークリニック
キーワード:
アナフィラキシー
,
過敏症-食品性
,
妊娠合併症
,
母性年齢35歳以上
,
フキノトウ
Keyword:
Food Hypersensitivity
,
Pregnancy Complications
,
Anaphylaxis
pp.856-859
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.34433/J00525.2020296780
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妊娠中のアナフィラキシーは、胎児への重篤な脳神経障害や母児の死亡につながる可能性がある。症例は40歳、妊娠16週の経産婦。フキノトウ摂取30分後より、全身に蕁麻疹、軽度の喘鳴が出現し、救急外来を受診した。抗ヒスタミン薬投与、β2刺激薬吸入にて症状は消失した。産婦人科健診では胎児well-beingは確認でき、合併症なく出産した。妊娠時のアレルギー症状は素早い対応が母児の予後を左右する。
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