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特集 新しい指定難病制度を理解する
≪耳鼻咽喉科領域の指定難病≫
シェーグレン症候群
Sjögren's syndrome
吉原 俊雄
1
Toshio Yoshihara
1
1東京女子医科大学耳鼻咽喉科
pp.210-216
発行日 2016年3月20日
Published Date 2016/3/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411200847
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POINT
●シェーグレン症候群は指定難病制度の疾患群のうちの1つであり,耳鼻咽喉科医も理解しておくことが必要である。
●耳鼻咽喉科受診の多くはドライマウス,耳下腺炎の症状,他科からのシアログラフィー検査や口唇腺の生検依頼などである。
●本疾患の診断基準は国により異なり,わが国の診断基準は欧米のそれと共通点があるものの,異なっている項目も存在する。現状は1999年の改定診断基準に基づくが,将来はさらに改定される可能性がある。
●本稿では,本疾患の概要と海外の診断基準との比較,指定難病制度にかかわるサポート内容,重症度の判定,評価基準について解説した。
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