病気のはなし
シェーグレン症候群
田中 真生
1
,
梅原 久範
1
1金沢医科大学血液免疫内科学
pp.296-300
発行日 2014年4月1日
Published Date 2014/4/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543104226
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Point
●シェーグレン(Sjoegren)症候群は,唾液腺・涙腺などの外分泌腺の自己免疫的な慢性炎症を主病変とする疾患である.
●女性に多い疾患で50歳代が最も多いが,子どもから80歳の老人まで発症することもある.
●主な症状は,口腔乾燥(ドライマウス)と眼球乾燥(ドライアイ)などの腺症状であるが,腺外症状を随伴することや,関節リウマチなど他の膠原病を合併することもある.
●予後は一般的によいが,腺外病変や合併する膠原病の経過で左右される.
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