Japanese
English
症候群事典 L
Lesch-Nyhan syndrome
Lesch-Nyhan syndrome
中田 誠一
1
,
中島 務
1
1名古屋大学医学部耳鼻咽喉科
pp.168
発行日 2006年4月30日
Published Date 2006/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1411100391
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定義・概念
Lesch-Nyhan syndromeはプリン・サルベージ回路の異常から起こる高尿酸血症とともに知能障害,運動機能遅延などの中枢神経症状を起こす症候群である。1964年,Lesch(アメリカの医学生)1)が8歳と5歳の兄弟で知能障害,アテトーゼ様の中枢性神経障害,自傷行為,脳性麻痺を主徴とし,高尿酸血症,高尿酸尿症を伴う伴性劣性遺伝性代謝疾患をみいだし,Nyhan1)とともに「中枢神経機能異常を伴う家族尿酸代謝異常症」として初めてこの疾患の存在を世に知らしめた。
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