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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島
学術展示
ドライアイ(涙液分泌減少)を呈したアレルギー性結膜炎の病態
Allcrgic conjunctivitis With dry eye
石井 エミ
1
,
藤宮 幸一
1
,
山下 晃
1
,
真砂 めぐみ
1
,
棚橋 雄平
1
,
松橋 正和
1
,
河本 道次
1
Emi lshii
1
,
Koichi Fujimiya
1
,
Akira Yamashita
1
,
Megumi Masago
1
,
Yuhei Tanahashi
1
,
Masakazu Matsuhashi
1
,
Michiji Komoto
1
1東邦大学医学部第一眼科学教室
pp.716-717
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908495
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- Abstract 文献概要
緒言 ドライアイ(涙液分泌減少症)およびアレルギー性結膜炎は,ともに近年増加している疾患であり両者を合併する症例も多い。今回,アレルギー性結膜炎様の所見を呈した症例について,涙液分泌量の年次変化,原因抗原検索,その他数種のリンパ球機能検査を施行することにより二つの病態の関連を検索した。
方法 1990年2月から4月のスギ花粉飛散時期にあわせて,アレルギー性結膜炎様症状に加え,流涙または乾燥感を訴えた127名に対し,①シルマーI法の通年観察にて計3回行い左右眼の平均値を求め,その値が10mm未満のものをドライアイ,10mm以上のものを非ドライアイと判定し,②RAST法による原因抗原検索(ハウスダスト,ダニ,スギ,ブタクサ,カモガヤ),③末梢血リンパ球幼若化反応(PWM, Con A,PHA添加によるSI値),を施行した。
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