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特集 第45回日本臨床眼科学会講演集(3)1991年10月 広島
学術展示
特発性三叉神経痛に対するイオントフォレーシス療法
Iontophoresis therapy for idiopathic trigeminal neuralgia
下村 嘉一
1
,
森 康子
2
,
山本 修士
2
,
小沢 孝好
2
,
宮崎 大
1
,
林 篤志
1
,
生島 操
1
,
西山 苑
1
,
大島 禎二
1
Yoshikazu Shimomura
1
,
Yasuko Mori
2
,
Syuji Yamamoto
2
,
Takayoshi Ozawa
2
,
Dai Miyazaki
1
,
Atsushi Hayashi
1
,
Misao Ikushima
1
,
Sono Nishiyama
1
,
Teiji Ohshima
1
1松山赤十字病院眼科
2大阪大学医学部眼科学教室
pp.714-715
発行日 1992年5月15日
Published Date 1992/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410908494
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- Abstract 文献概要
緒言 眼部帯状疱疹の合併症である帯状疱疹後神経痛に対して,従来から筆者らはイオントフォレーシスによる治療効果について報告してきた1,2)。イオントフォレーシスは,手技が簡便で,帯状疱疹後神経痛に対する効果も高いことが判明している。今回,筆者らは特発性三叉神経痛症例に対しイオントフォレーシスを施行し,良好な結果を得たので報告する。
症例と治療方法 対象は1990年1月より12月までの1年間に松山赤十字病院あるいは大阪大学眼科を受診し,イオントフォレーシス療法を施行した特発性三叉神経痛症例7例(男3例,女4例,平均年齢72歳)である。なお,全例鎮痛剤にて軽快しなかった症例である。表1に対象症例の三叉神経痛の持続期間,以前に神経ブロックを施行したか否かをまとめた。
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