特集 プライマリケアに必携! アレルギー診療の基本ガイド
[Chapter 6] そのほかのアレルギー疾患対応のための基礎知識
アレルギー性結膜炎
海老原 伸行
1
1順天堂大学医学部附属浦安病院 眼科
キーワード:
抗アレルギー薬点眼液
,
花粉性眼瞼炎
,
ステロイド点眼液
,
舌下免疫療法
Keyword:
抗アレルギー薬点眼液
,
花粉性眼瞼炎
,
ステロイド点眼液
,
舌下免疫療法
pp.1170-1173
発行日 2023年12月1日
Published Date 2023/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika132_1170
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▪本邦におけるアレルギー性結膜疾患の有病率は約45%である.
▪アレルギー性結膜炎の診断は,既往歴・自他覚症状のほかに,涙液中IgE抗体の定性検査が有用である.
▪抗アレルギー薬点眼液は,作用,pH,防腐剤の有無が異なり,患者のアドヒアランスのよい点眼液を処方する.また点眼液による初期療法も有用である.
▪点眼液による接触眼瞼皮膚炎と花粉性眼瞼炎との鑑別が必須である.
▪ステロイド点眼液を処方するときは必ず眼圧測定が必要である.
▪舌下免疫療法の普及により点眼液の処方量・期間に変化が生じる可能性がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2023