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連載 眼科手術のテクニック—私はこうしている・85
インジェクターによるシリコーン眼内レンズの挿入
Silicone Intraocular lens implantation with injector
小松 真理
1
Mari Komatsu
1
1武蔵野赤十字病院眼科
pp.20-21
発行日 1996年1月15日
Published Date 1996/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410904704
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インジェクターを用いたfoldable lensの挿入は,カートリッジのなかに納めたレンズを押し出して挿入するもので,創口の大きさを常に一定にできる,カートリッジ内の粘弾性物質がレンズに先だって前房を再形成し安全である,など利点の多い方法である。現在多くのメーカーによりこの方式の挿入器具が試みられているが,CANON—STAAR社のシリコーンレンズAQ110Nモデルでは,レンズに専用のディスポーザブルインジェクター(図1)を付属させることにより安定した挿入を目指した。しかし間違えばレンズの変形や破損をまねくこともあるので,快適な手術のためには正しい使い方を知っておく必要がある。
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