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特集 第42回日本臨床眼科学会講演集(4)1988年9月 東京
学術展示
白血病性網膜症の急激な悪化の直後,脳内出血により死亡した慢性骨髄性白血病の1例
Acute exacerbation in retinopathy heralded lethal cerebral hemorrhage in a case of chronic myelogenous leukemia
梯 彰弘
1
,
加賀谷 英敏
2
,
佐藤 泰男
2
,
木山 善雄
2
Akihiro Kakehashi
1
,
Hidetoshi Kagaya
2
,
Yasuo Sato
2
,
Yoshio Kiyama
2
1市立稚内病院眼科
2市立稚内病院内科
pp.798-799
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410210788
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- Abstract 文献概要
緒言 白血病性網膜症は白血病の眼合併症の中で最も頻度が高い1)。慢性骨髄性白血病(CML)でもその急性転化時にしばしば認められる。しかし,白血病性網膜症の悪化はCMLの急性転化の早期診断の指標としてはまだ一般的に認識されていない。今回,脳内出血に前駆して白血病性網膜症の急激な発症と悪化を認め,1週間後に死亡に至ったCMLの急性転化の1例を経験したので報告する。
症例 患者:39歳,男性
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