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特集 第36回日本臨床眼科学会講演集 (その3)
学術展示
腫瘍性ぶどう膜病変の臨床像
Clinical features of uveal lesions associated with extraocular tumors
水野 薫
1
,
渡辺 潔
1
,
潔湯 武之助
1
,
宮浦 徹
2
,
三村 康男
3
Kaoru Mizuno
1
,
Kiyoshi Watanabe
1
,
Takenosuke Yuasa
1
,
Tohru Miyaura
2
,
Yasuo Mimura
3
1大阪大学医学部眼科学教室
2大阪警察病院眼科
3徳島大学医学部眼科学教室
1Department of Ophthalmology, Osaka, University Medical School
2Department of Ophthalmology, Osaka Police Hospital
3Department of Ophthalmology, School of Medicine Tokushima University
pp.354-355
発行日 1983年3月15日
Published Date 1983/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410208850
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- Abstract 文献概要
緒言悪性リンパ腫や細網肉腫などでは,初発時しばしばぶどう膜炎様症状を示し,通常の炎症に対する治療に反応せず,令身症状の出現によって初めて診断の確定することが多い。本報では,このような疾患における眼病変の特微を要約したので報告する。
症例過去5年間に当科で1年以上経過を観察することのできた色素性乾皮症1例を含む6例の腫瘍性ぶどう膜病変について検討した。症例の性別は男3名,女3名であり,発症年齢は24歳から62歳まではば広い年代にわたっており,罹患限では症例3を除きすべて両眼性であった。当科あるいは前医での初診時診断名は表1のごとくであるが,経過とともに初診時診断とは異なる臨床像を賢した。
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