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1978年に市川,深見,田辺,川上によって製作,出版された「標準色覚検査表」を川いて大阪市内の小学校,中学校生徒1,766名(15校)に対してスクリーニング・テストが行われた結果を報告した。検査には同時に石原学校用色覚検査表が併用された。
結果は検出表10表中正読表数8表以上のものが90.2%であり,異常読2表以下のものは95.5%であり非正読2表以下のものが96.7%であることが示された。
このことによって,「標準色覚検査表」は優れたスクリーニング能力を持つものといえる。
石原表の成績との比較は極めてよい一致を示した。
今回の検査対象1,766名中に45名の色覚異常者が含まれていたと推定される。その頻度は,男879名中44名,すなわち5.01傷,女887名中1名で0.11%の出現率を示した。
検査表それぞれについての検討では,第7表と第13表,つまり正常者のみに読める表が最も優れた結果を示した。
We performed screening tests for color deficiency in a group of 1,766 children in primary and mid-dle schools in Osaka area. We used the Standard Pseudoisochromatic Plates (SPP) developed by us in 1978.
Out of the 10 screening plates in the SPP, at least 8 plates were read correctly by 90.2% of the children. Two or less plates were read as typical for color defectiveness by 95.5% and as atypical by 96.7% of the children.
The results of SPP and Ishihara's Plates were in fine agreement and led to the detection of 45 color defective subjects in the 1,766 children.
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