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先天性色覚異常者411名に対して,1)標準色覚検査表第1部(以下SPP−1と省す),2)石原表(コンサイス版),3)東京医大表(TMC炎),4) HRR表,さらにランタン・テスト,アノマロスコープにて検査を行い,4種の仮性同色表のスクリーニング能力を検討した。
強度の色覚異常(2色型色覚)に対しては,SPP−1,石原表,TMC表共にスクリーコング能力は優れている。しかし,軽度の異常者の中には,ほとんどすべての仮性同色表を正読してしまうものがいる。
そうした軽度の色覚異常のあるものは,ある仮性同色表を正読し,他の表は異常読する場合がある,,軽度色覚異常苦の色覚の劣りの型がさまざまであり,他方仮性同色表の検出能力の様態もさまざまであるので,ある型のものは,ある表にて見つけ出され,また他の表では見つけ出されないこともありうるわけである。
したがってスクリーニングには多種類の仮性同色表を使用する必要がある。
その意味で標準色覚検査表第1部,石原表,東京医大表の3種をスクリーニングに使用すると精度の高いものとなるであろう。
We examined 411 subjects with congenital color vision defect in order to study the screening ability of the Standard Pseudoisochomatic Plates, Part 1 (SPP-1). The subjects were also tested with Ishiliara's Plates, Tokyo Medical College (TMC) Plates, H-R-R Plates, Panel D-15 Test and Ichi-kawa's Color Perception Lantern.
Severe color vision deficiencies (dichomats) were screened with ease by SPP-1, Ishihara's Plates and TMC Plates. Some mild cases, however, judged as color-normals by some of these pseu-doisochomatic plates.
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